楽天に出店しても失敗するショップは多いようだ。楽天はその数を公表していないので、何とも言えないが、新規に出店した人の半数とも3割とも言われている。私のお客さんの中にも、出店を1年で取りやめたショップがある。理由は、「儲からない」からだ。ここでその失敗例をいくつかあげてみたいと思う。
失敗例1 スマホケース屋さん
このネットショップは楽天に出店するも1年で取りやめた。1年の運営コストを賄うだけの売上げがなかったからだ。楽天に出店したら、どれくらいの費用がかかるのか?は、こちらの記事 「楽天出店運営費用の全て」を読んで頂きたい。
撤退の理由だが、こちらのお店は「集客不足」。楽天に出店すると、独自にお店をやるよりも、かなりの集客があるのだが、このお店には集まらなかった。楽天の集客力の恩恵を預かるには、もうすこし粘ってみても良かったかもしれない。
失敗例2 日用品屋さん
問屋がネットショップに出店するのが増えてきたが、ここももれなくその例だ。しかし、こちらも出店1年で撤退。そこそこの集客があったにもかかわらず、上手く行かなかった。販売商品の利率が低すぎたのが原因だ。
例えば、月に30万の売上げがあっても、利率は数%。運営費を払っているだけで、「トントン」。やっている意味が無い・・・とオーナは、吐き捨て撤退した。楽天では売れる度に、「システム利用料」というものが発生する。ちなみにこの「システム利用料」。楽天だけでなく、AmazonもYahoo!もあるのだが、このオーナーはよく知らずに出店していた。
やはり、事前に十分に理解してからネットショップはやるべきかもしれない。
>> 「楽天の販売手数料って何?」を読む
失敗例3 本・CDショップ
ここは、2年で撤退した。その理由は「集客不足」。人があまり集まってくれなかったのと、利率が悪いのが理由だった。集客不足の原因としては、やはり「本・CD」ならAmazon!という人が多いのが理由かもしれない。
この点に関しては「楽天VSAmazon徹底比較」の記事に書いてあるので、読んでみて欲しい。
失敗の理由の分析
現在、私が担当しているネットショップは30あまりだが、その1割は、1年で撤退している。その理由は、上記のように・・・
・集客不足が原因で楽天ショップの運営費が赤字になる
というのが理由だ。ほとんど何もしなくても売れているお店も多いが、このような理由でネットショップを止めるお店もある。楽天に出店する前には、こちらの記事で紹介したような項目を事前に分析してみて欲しいと思う。
以上、今回は「楽天に出店するも失敗例」を紹介してみた。出店前には、色々な観点から検討する必要がある。