楽天市場とYahoo!ショッピング出店比較

2016年9月1日

費用の面で比較する

イニシャルコスト(初期費用)で選ぶならYahoo!

楽天市場yahooショッピング
初期費用60,000円無料
2023現在の価格に基づく比較

初期費用は、楽天市場が60,000円(税別)であるのに対し、ヤフーショッピングは無料です。これは、ヤフーショッピングが、楽天市場やamazonなどに比べて出店のハードルを下げ、より多くの出店者を獲得することを狙っているためと考えられます。

ランニングコスト(運営費用)で選ぶならYahoo!

月額利用料についても同様です。

月額利用料の面では、ヤフーショッピングが圧倒的に有利です。両方へ出店するのが理想ですが、どちらか一つに絞らなければならない方は、ヤフーショッピングもぜひ検討してみることをおすすめします。

集客力(アクティブユーザー数)で選ぶなら楽天

楽天市場とYahoo!ショッピングは、ともに日本最大級のショッピングモールですが、その集客力の証であるアクティブユーザー数には大きな違いがあります。

楽天市場のアクティブユーザー数は、5,104万人。対してYahoo!ショッピングは、2288万人。約2.4倍の開きがあります。これは、楽天市場が、より多くのユーザーに支持されていることを示しています。楽天市場のアクティブユーザー数が多い理由としては、以下のようなものが挙げられます。

  • ポイントやクーポンなどのキャンペーンを積極的に実施している
  • 楽天市場独自のサービスやコンテンツが充実している

アクティブユーザー数で見ると、楽天市場が圧倒的に有利です。楽天の方が、より多くのユーザーに商品をアピールするには向いているかもしれません。
 

ショップデザインのやりやすさは引き分け

ショップのデザインをしたり、商品登録をしたりする「システム」については引き分けです。管理画面については大差がない。というのが理由です。基本的に設計が古く、最新のネットショップのプラットフォームに比べると使いにくいという点は共通のデメリットです。また、HTMLというマークアップ言語の理解がないと、細かいところまで作り込めないというのも共通しています。

初めはYahoo!で始める。2店舗目は楽天というやり方

いつも自分がネットショップ初心者の方に提案しているのが「初めはYahoo!でやりましょう!」ということ。本当に売れるか分からない不透明な事も多いので、とりあえず無料のYahoo!スタートしてみましょうという事です。

Yahoo!のショップが軌道に乗ったら、2店舗目として、集客力の強い楽天市場に出店します。実際にこのやり方で、Yahoo!と楽天のショップ、トータルの月商が300万になっているお客様もいらっしゃいます。

Yahoo!と楽天市場出店するならどっち まとめ

Yahoo!は初期費用無料でランニングコストも低く、楽天は多くのユーザーに支持される集客力が魅力。ショップデザインはどちらも引けを取らない。スタートはYahoo!でスムーズに始め、成功すれば楽天市場も視野に入れる戦略が効果的。コスト重視ならYahoo!、大規模な展開や知名度重視なら楽天が適しています。要点をまとめると以下の通りです。

  • 初期費用などコスト面で選ぶならYahoo!が良いです。
  • 集客力など企業の知名度から選ぶなら楽天市場が良いです。
  • どちらが良いか分からない方は最初はYahoo!で始めて
  • 2店舗目の展開として楽天への出店しましょうという提案をしています。